『嵐を待つ町　Takamatsu City』

よその町じゃあ、
家を引き倒したり、
町を壊滅させたりの『嵐』なのに、

この町じゃあ、
『嵐』が来て、やっと、一息つけるっていう・・・。

台風のおかげで、足止めをくらった人達も一杯いる事でしょう♪

でも、そこは一つ、
『嵐』を、アリバイに、
この町で、ゆっくりしちゃって、笑♪

『帰れない町　Takamatsu City』

もう、君は、戻れないよ、
元来た場所には・・・。
元いた場所には・・・。



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『Kyoto City』
京都は、この台風も、どうって事なかったそうだ。
京都は、
台風にも、
地震にも
絶えられる都市らしい。

だからこそ、かつての花の都に設定されたのかもしれない。
人々は、経験から、そこが一番安全である事を
知っていたのであろう。

測定機器なんてものは、
かつての時代には、何もなかったのだから・・・。

だから、
渇水を乗り切り、
高潮を乗り切れば、
アタシ達の町は、
花の都になれる可能性を持つ。


だって、かつて、
将軍になるはずの殿様を担いでいた都市なんだからさぁ。
そして、
代わりに殿様になった弟は、
一代限りで、兄の子に、その座を譲り渡すのである。
一族の平和のために・・・。
みずから。
そうやって、お家騒動を、自らの手で、
彼は封じてしまったのである。

将軍様の暮らす町としてふさわしい町として、
この町は選ばれたのである。


ここが、江戸の縮図であったとしても、
今も、東京の縮図であったとしても、
けしておかしくはない。


『江戸城は、何処へ行った？』
江戸城と一緒に、
高松城は、破壊されている。
アタシには、それこそが、
高松が、四国の中心だった証拠のように取れる。
まぁ、空想の世界だから許してよ♪
四国で、他のお城は一杯のこってるのにさ！

唯一の水城である高松城は、商業の邪魔にならない町の端っこに位置しており、
堀を埋め立てた今となっては、
ほんと、町の商売の邪魔にならない場所にあって、
今じゃ、立派な町のアクセサリーだ♪

高知、松山で、城が邪魔して、通りの向こう側にすら
行けないのとは、対照的である。
高知、松山だと、
城のおかげで、町を行ったり、来たりするのがムツカシイのである。一周しなくちゃいけないのだ。
町の東西南北が覚えにくく、
テナントが道の片側のしか、存在できない欠点を持つ。
それは、
100万人の客が50万人の効果しか
生み出せない事になってしまう。

これは、非常に大きい欠点なのだ。
いかに集客に金を使ってるかを考えて欲しい。

発送の拠点としても、
とにかく発送できる事は重要である、
発送さえ可能ならば、道は迂回する事ができるからである。


堅い事を言うみたいだけど、
ロマンチックな事だけじゃあ、
巨大拠点にはなれないし、

素敵な店に来てもらう事はできない。

素敵な店こそが、
町の全て。
町のDNA。


さぁ、南新町のブテイックの消えたその跡に、
素敵なバーが出現した。
その名は
『赤玉』？

町がシャッターを下ろす頃、
辻裏のオシャレなバーが
開店する前の時間をつないでくれる店の
出現・・・だと、思わない？

きっと、その後、まだ、一軒は行くんじゃない？
時間の許す時は・・・。