中東
 【パリ=林路郎】最高指導者カダフィ氏派が反体制派の弾圧を続けるリビア情勢をめぐって、フランス国防省報道官は19日夜(日本時間20日未明)、仏軍の戦闘機がリビア領空からカダフィ派の車両を攻撃したと述べた。ロイター通信が伝えた。


 これにより、カダフィ政権に軍事行動の即時停止を義務付けた国連安全保障理事会決議1973に基づき米英仏を軸とした軍事介入が開始された。

 これに先立ち、米英仏と欧州連合(EU)、アラブ連盟、アフリカ連合、国連は同日、パリのエリゼ宮で緊急の首脳級協議を行い、カダフィ氏が国民に対する武力行使をただちにやめなければ空爆に踏み切る方針を確認した。

 首脳級協議後の記者会見で、フランスのサルコジ大統領は「国連から与えられた権限に基づきリビアに介入する」と述べた。17日に採択された同決議は、リビア全土に飛行禁止空域を設けることなどを定めている。

(2010年3月20日02時11分 読売新聞)

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