『ドイツは、原発9基、運転中~☆』
2011年7月7日 アニメ・マンガ『ドイツは、17基の内、9基が、運転中~☆』
7基を、止めただけだぞ!
ミカエルです
すっごく、詳しい事、調べてた人がいたので、
コピペしてきました。
ツイッターから。
「ドイツが電力輸出国って図は2007年ので古い」らしいので、調べなおした。
まず、この辺の記事により、、
asahi.com(朝日新聞社):ドイツ、原発停止措置によって電力の純輸入国に=独業界団体 – ロイターニュース – 国際
・電力を輸入し始めたのは確からしい。
・「ドイツが全原発を止めた」は間違いで、17基(うち1基点検中)から7基止めて、現在は9基が運転中。
終わり。
ではさびしいので、輸入量ってどの程度なのと調べてみた。
■結果
0.ドイツの現状
原発全17基、9基運転中、7基停止、元々1基点検中
1.どれだけ輸入することになるのか
年間 18.25(TWh)
2.ドイツの発電量はどの程度減少したのか
52.0(TWh)
3.ドイツの必要とする年間電力量はいくらか
587.25(TWh)
4.ドイツの必要電力量のうち、なお原子力が占める割合は何%か
15.1%
5.ドイツの必要電力量のうち、輸入分が占める割合は何%か
3.1%
6.それって原発何基分?
だいたい2.5基(ちょーいーかげん)
つまりドイツは現状で18.2%が原発依存(輸入分+原発発電分)。
これを2022年まで掛けて徐々に縮小していくというわけだ。
方針としては再生可能エネルギーを2倍以上に伸ばすらしい。
メルケル首相は先週3日、原発の運転を段階的に停止し、再生可能エネルギーのシェアを2020年までに現在の2倍以上の35%に拡大する計画を維持することで国内各州の首相と合意した。ドイツの昨年の原子力による電力供給は23%を占めた。
ドイツ政府、2022年までの脱原発を閣議決定=政府筋| ワールド| Reuters
二酸化炭素云々があるので、ドイツお得意?の石炭火力で補うとはいかないか。
■過程
1.どれだけ輸入することになるのか
BDEWは、ハノーバーで行われた産業フェアの会合で、先月実施された発電能力7000メガワット(MW)の原子力発電所の停止措置により、ドイツは1日当たり50ギガワット時(GWH)の純電力輸入国となったとし、「フランスとチェコからの電力輸入が倍増した」と述べた。
asahi.com(朝日新聞社):ドイツ、原発停止措置によって電力の純輸入国に=独業界団体 – ロイターニュース – 国際
輸入するのが50(GWh)/日なので、
年間輸入量 = 50(GWh) * 365日 / 1000 = 18.25(TWh)
2.ドイツの発電量はどの程度減少したのか
国内17基の原発のうち1980年までに稼働を開始した7基の運転を3カ月間停止する
asahi.com(朝日新聞社):原発、独は7基一時運転停止決定 仏は推進継続 – 東日本大震災
停止したのは17基中、旧式の7基のみ。
———————————————————————————-
Bruttostromerzeugung nach Energietragern (エネルギー源ごとの総発電量)という表内
Kernenergie (原子力エネルギー):140.5(TWh)
全エネルギー源合計:621.0(TWh)
ドイツ連邦経済・技術省(BMWi)の資料
———————————————————————————-
2001年ごろの資料によると、当時は以下20基があった。
オーブッリヒハイム
シュターデ
ビブリスA
ネッカー1
ビブリスB
ブルンスビュッテル
イザール1
ウンターヴェザー
フィリップスブルク1
グラーフェンライントフェルト
クリュメル
グンドレミンゲンB
フィリップスブルク2
グローンデ
グンドレミンゲンC
ブロックドルフ
イザール2
エムスラント
ネッカー2
ミュールハイム・ケーリッヒ
脱原子力が進むドイツの事情
1980年以前に稼働開始したものはオーブッリヒハイム~フィリップスブルク1までの9基
オーブッリヒハイム、シュターデ、ミュールハイム・ケーリッヒは廃炉になっている。
クリュメルも2009年以来稼働していない。
以上を元に、停止した原発の発電量を計算する。
発電能力は発電端出力を元に計算(でいいのかな?)
止まった7基の発電端出力合計 / 稼働中16基の発電端出力総合計 * 100 = 7354 / 19859 *100 = 約37%
止まった原発の占める割合は37%
原発産エネルギーの37%
140.5 * 0.37 = 約52.0(TWh)
3.ドイツの必要とする年間電力量はいくらか
総発電量 = 621 – 52 = 569(TWh)
必要電力量 = 総発電量 + 年間輸入量 = 569 + 18.25 = 587.25(TWh)
4.ドイツの必要電力量のうち、なお原子力が占める割合は何%か
88.5 / 587.25 = 約15.1%
5.ドイツの必要電力量のうち、輸入分が占める割合は何%か
必要電力量に占める年間輸入量の割合
18.25 / 587.25 * 100 = 約3.1%
6.それって原発何基分?
これは超適当に・・
18.25 / (52 / 7) = だいたい2.5基
参考
ドイツの電力はフランスの原発頼り? | Hidy_der_Grosseのブログ
Tags: ドイツ, 原発
This entry was posted on 火曜日, 6月 14th, 2011 at 22:47:24and is filed under 社会の話っぽい. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.
7基を、止めただけだぞ!
ミカエルです
すっごく、詳しい事、調べてた人がいたので、
コピペしてきました。
ツイッターから。
「ドイツが電力輸出国って図は2007年ので古い」らしいので、調べなおした。
まず、この辺の記事により、、
asahi.com(朝日新聞社):ドイツ、原発停止措置によって電力の純輸入国に=独業界団体 – ロイターニュース – 国際
・電力を輸入し始めたのは確からしい。
・「ドイツが全原発を止めた」は間違いで、17基(うち1基点検中)から7基止めて、現在は9基が運転中。
終わり。
ではさびしいので、輸入量ってどの程度なのと調べてみた。
■結果
0.ドイツの現状
原発全17基、9基運転中、7基停止、元々1基点検中
1.どれだけ輸入することになるのか
年間 18.25(TWh)
2.ドイツの発電量はどの程度減少したのか
52.0(TWh)
3.ドイツの必要とする年間電力量はいくらか
587.25(TWh)
4.ドイツの必要電力量のうち、なお原子力が占める割合は何%か
15.1%
5.ドイツの必要電力量のうち、輸入分が占める割合は何%か
3.1%
6.それって原発何基分?
だいたい2.5基(ちょーいーかげん)
つまりドイツは現状で18.2%が原発依存(輸入分+原発発電分)。
これを2022年まで掛けて徐々に縮小していくというわけだ。
方針としては再生可能エネルギーを2倍以上に伸ばすらしい。
メルケル首相は先週3日、原発の運転を段階的に停止し、再生可能エネルギーのシェアを2020年までに現在の2倍以上の35%に拡大する計画を維持することで国内各州の首相と合意した。ドイツの昨年の原子力による電力供給は23%を占めた。
ドイツ政府、2022年までの脱原発を閣議決定=政府筋| ワールド| Reuters
二酸化炭素云々があるので、ドイツお得意?の石炭火力で補うとはいかないか。
■過程
1.どれだけ輸入することになるのか
BDEWは、ハノーバーで行われた産業フェアの会合で、先月実施された発電能力7000メガワット(MW)の原子力発電所の停止措置により、ドイツは1日当たり50ギガワット時(GWH)の純電力輸入国となったとし、「フランスとチェコからの電力輸入が倍増した」と述べた。
asahi.com(朝日新聞社):ドイツ、原発停止措置によって電力の純輸入国に=独業界団体 – ロイターニュース – 国際
輸入するのが50(GWh)/日なので、
年間輸入量 = 50(GWh) * 365日 / 1000 = 18.25(TWh)
2.ドイツの発電量はどの程度減少したのか
国内17基の原発のうち1980年までに稼働を開始した7基の運転を3カ月間停止する
asahi.com(朝日新聞社):原発、独は7基一時運転停止決定 仏は推進継続 – 東日本大震災
停止したのは17基中、旧式の7基のみ。
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Bruttostromerzeugung nach Energietragern (エネルギー源ごとの総発電量)という表内
Kernenergie (原子力エネルギー):140.5(TWh)
全エネルギー源合計:621.0(TWh)
ドイツ連邦経済・技術省(BMWi)の資料
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2001年ごろの資料によると、当時は以下20基があった。
オーブッリヒハイム
シュターデ
ビブリスA
ネッカー1
ビブリスB
ブルンスビュッテル
イザール1
ウンターヴェザー
フィリップスブルク1
グラーフェンライントフェルト
クリュメル
グンドレミンゲンB
フィリップスブルク2
グローンデ
グンドレミンゲンC
ブロックドルフ
イザール2
エムスラント
ネッカー2
ミュールハイム・ケーリッヒ
脱原子力が進むドイツの事情
1980年以前に稼働開始したものはオーブッリヒハイム~フィリップスブルク1までの9基
オーブッリヒハイム、シュターデ、ミュールハイム・ケーリッヒは廃炉になっている。
クリュメルも2009年以来稼働していない。
以上を元に、停止した原発の発電量を計算する。
発電能力は発電端出力を元に計算(でいいのかな?)
止まった7基の発電端出力合計 / 稼働中16基の発電端出力総合計 * 100 = 7354 / 19859 *100 = 約37%
止まった原発の占める割合は37%
原発産エネルギーの37%
140.5 * 0.37 = 約52.0(TWh)
3.ドイツの必要とする年間電力量はいくらか
総発電量 = 621 – 52 = 569(TWh)
必要電力量 = 総発電量 + 年間輸入量 = 569 + 18.25 = 587.25(TWh)
4.ドイツの必要電力量のうち、なお原子力が占める割合は何%か
88.5 / 587.25 = 約15.1%
5.ドイツの必要電力量のうち、輸入分が占める割合は何%か
必要電力量に占める年間輸入量の割合
18.25 / 587.25 * 100 = 約3.1%
6.それって原発何基分?
これは超適当に・・
18.25 / (52 / 7) = だいたい2.5基
参考
ドイツの電力はフランスの原発頼り? | Hidy_der_Grosseのブログ
Tags: ドイツ, 原発
This entry was posted on 火曜日, 6月 14th, 2011 at 22:47:24and is filed under 社会の話っぽい. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.
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