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"ネット経済大統領"と呼ばれた男の逮捕と波紋 - 韓国・ミネルバ事件
1 リーマン破綻も予言した"ミネルバ"への熱狂
2009/01/20
佐々木朋美
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韓国ではいま、インターネット論客として注目を集めたミネルバが逮捕され、社会に波紋を広げている。彼によって数カ月の間に書き込まれた文章がその原因。彼の文章は、なぜこれほどまでに社会に影響を及ぼしたのだろうか。

次々と当たる予言
2008年7月、インターネットポータルサイト「Daum」の討論掲示板「アゴラ」に書き込まれた、"ミネルバ"と名乗る人物による書き込みが注目を集めた。

ここでミネルバは、米国のサブプライムローン問題が韓国にまで飛び火することを予見。続けて米リーマン・ブラザーズの経営破たんについて論じた。これがことごとく当たったため、ネティズンからの注目度は一気に高まった。


ミネルバによる数々の予言が書き込まれた「アゴラ」

経済の動き以外にも、現大統領が行なう不動産や株式などの政策に関し、鋭い批判や分析も投稿した。そして夏の終わり頃から始まった為替レート暴落に関する予見も当たったことで、インターネット上での彼の発言力は確固たるものとなった。ミネルバはいつしか「インターネット経済大統領」とのニックネームまでつけられていた。

彼の書き込みの中には、もちろん誤っている部分もある。しかしそのような誤りも霞むほど、彼の予見力や分析力には並々ならぬものがあり、それによってミネルバに熱狂するネティズンも少なくなかった。

インターネットでの反応の大きさに反比例し、警戒を強めていたのが政府側だ。2008年11月、国会でミネルバの調査実施について意見が出ると、これを負担に感じたのか、ミネルバは同月末、絶筆宣言を行なっている。しかし、しばらくして再度書き込みを開始。とくに「政府が一時的に、ドル買い入れの禁止命令を下した」という内容の文章に関しては、政府自らが「虚偽事実をインターネットで流布することに対し、深い憂慮を禁じ得ない」と表明。この文章はブラインド処理がされることとなった。

絶筆宣言の後も、少しずつ書き込みを続けていたミネルバだったが、「最後に頼れるのは結局、希望です」という2009年1月5日の書き込みが最後のものとなった。ミネルバによるアゴラへの書き込みは、今では削除されて見ることはできない。


2 ミネルバ逮捕、その意外な正体

2009/01/20
佐々木朋美


そしてミネルバ逮捕へ
ミネルバの名が広まるにつれ、当然ながら彼は何者かということに対する関心も高まる。諸説が飛び交う中、経済に関する知識や分析力から、銀行や証券会社などの金融機関で働く役員、しかも見聞の広い海外勤務経験を持つ人物ではないかとの予測がもっとも有力だった。役員となれば40~50代程度が考えられるが、文章だけを見るとそれで間違いないような印象すら受ける雄弁ぶりだったのだ。

ところが、ミネルバの正体は、こうした多くの予想を裏切るものだった。

2009年1月8日、ソウル中央地方検察庁は「電気通信基本法」違反でミネルバを逮捕した、と発表した。同法の、虚偽事実をインターネットで流布した疑いによる緊急逮捕だった。ミネルバが昨年12月末に書いた「政府がドル買い取りの禁止命令を下した」という内容が、逮捕の引き金になったようだ。

逮捕された人物は、50代でも、金融機関幹部でも、海外勤務経験もない、30代無職男性だった。同氏の供述では、学生時代に経済学などを専攻したわけではなく、自身が興味関心があったため本を読んで独学したのだという。ミネルバ逮捕ということだけでも驚きだったが、人々の予想とかけ離れたその正体に、韓国中は二度の驚きと衝撃でこの事実を受け入れることになった。

捜査があるていど進んだ現在、検察では、ミネルバによる虚偽の書き込みによってドルの買い入れが急速に広まり、これによって政府が為替相場安定のためにつぎ込んだ保有外貨が20億ドル(約1,800億円)以上に達したと述べている。ミネルバの書き込み以降、ドル買い入れが相次いだ影響で、1日の取引額が、平均38億ドル(約3,430億円)を上回る60億ドル(約5,420億円)にまで達したようだ。

さらに検察では、ミネルバの書き込みに対して、さらなる虚偽がないのかの確認を行っているほか、同氏の政府批判に恨みのようなものが込められている部分が見られることから、名誉棄損に相当するのではないかとして、さらなる捜査を進めている。

3 逮捕劇が投げかける"表現の自由"と規制
2009/01/20
佐々木朋美


逮捕は妥当か、表現の自由か
ミネルバ逮捕のニュースが流れると、ネティズンたちの討論熱も再度高まった。「嘘の流布、大統領侮辱、国民の扇動の罪は、必ず処罰すべき」と逮捕に賛成する意見がある一方、「インターネットへの書き込みという表現ていどで拘束までするなら、これからどうやって書き込みをしていけというのか」と、逮捕はやりすぎと主張する意見に大きく分かれている。書き込み規制と表現の自由の問題は、インターネットで問題が起きるたびに浮上する命題だ。

以前の例では、過激な書き込みが引き金と思われる芸能人の自殺が社会問題になった韓国だが、対策として政府では、書き込みをする際は本人確認が必須になる「インターネット実名制」といった制度を実施してきている。

今回は政府による、規制や法改正などの具体的な動きはまだ見えないものの、こうした問題が起きるたびに、責任を問われ規制の対象となるのはポータルサイトを始めとした大規模サイトで、これらの企業で何らかの自主規制などを提案してくる可能性は十分に考えられる。

そして今回の場合は、書き込みを規制することよりも、検察がミネルバを逮捕した事実そのものに、論点があるように見える。これほどネティズンを熱狂させた人物も稀ではあるが、それに対する逮捕事例もまだ稀であるため、その妥当性が論議されるのは、当然の流れと言えるかもしれない。

日本でもオンライン上の殺人予告などに対して逮捕事例が出ている。最近急激に増大している書き込みに対する制裁は、政府や世間がそれほどインターネットの書き込みに対して現実味を感じていることの表れでもあろう。

ミネルバは現在、検察に拘束され調査が進められている。インターネットから彼はいなくはなったが、ニュースやインターネット討論はいまだ盛り上がりを見せている。彼の語録を集めた本が出版され、テレビでは特集番組が組まれている。ミネルバ事件を冷静に見て分析するには、まだまだ時間がかかりそうだ


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あっ、そうそう、


韓国の人達、反日のために、
すっごい事、言ってるでしょう?

でも、同国人同士でも、言い合うのが平気になってしまうっていう副作用が、
あんだよ、きっとという憶測、笑・・・・。

韓国芸能人の自殺は、そこに負う所、大きいと思う。



孔子は、韓国人ですか?韓国人の主張によると・・・




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