なお、この戦いに関する異説として、旅順に来た児玉源太郎が指揮をとって203高地を攻略したというものがある。この異説は司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」が初出で世に広まり、以降日露戦争関連本でも載せられる程となったが、司馬作品で発表される以前はそのような話は出ておらず、一次資料にそれを裏付ける記述も一切存在しない。203高地は児玉がくる前に一度陥落するほど弱体化しており、再奪還は時間の問題であった。

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