NZ、ファーウェイ使用の5G案を却下 豪州に続き

南西ア・オセアニア
2018/11/28 17:35
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【シドニー=松本史】ニュージーランド(NZ)政府が次世代通信規格「5G」について、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の技術を使う計画を却下したことが28日、分かった。NZの通信大手「スパーク」が情報機関からファーウェイの技術を使った場合「国家安全保障に重大なリスクを及ぼす」との通知を受けたと発表した。

オーストラリアもファーウェイの5Gへの参入を禁止(シドニー)
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オーストラリアもファーウェイの5Gへの参入を禁止(シドニー)
中国に警戒感を強める米国は同盟国に中国の技術の不採用を求めたと報道されており、同様の動きが世界に広がる可能性がある。オーストラリア政府も8月、5Gへのファーウェイの参入を禁止している。

スパークはNZ政府に、ファーウェイの技術を使った5Gの開発を提案していた。スパークは情報機関である「政府通信保安局」から通知を受けたと表明。「現行法のもとでは、ファーウェイ機器を使った5Gを展開できない」とした。同局長官も通知を出したことを認めた。

一方、ファーウェイは28日「(参入禁止は)確定したわけでなく、状況を確認中だ」とのコメントを発表。「5Gの商用化について、すでに世界で20以上の契約を結んでおり、先進的な地位が証明されている」と主張した

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